一番勧めやすいスキンケア商品です

田﨑皮膚科医院
理事長 田﨑髙伸先生

20年以上前からスキンケア対策あるいは化粧の下地としてAKシリーズを勧めて来ましたが、今でもこれに出合って良かったと云われる方がたくさんいます。きっかけは、化粧品かぶれで来院される場合が多いようです。一応ステロイド外用剤などで治療しますが、その後は化粧の下地として、あるいは風呂上りのスキンケアとして使ってもらっています。しばらくは、外用剤と併用してもらうこともあります。やがて患者さま自身が、自分の肌にあうからと云って、使い続ける方が多いようです。冷暖房、大気汚染、強い紫外線、高齢化などで、乾燥を主とした肌のトラブルが多くなっている現在、非常に良い製品だと思っています。中には、使ってみて、あわない方もいますが、ほんの少しです。AKシリーズとして、石鹸、ローション、UVも出来ていますので、季節やその時々の皮膚の状態を見ながら勧めています。ところで自分にあった保湿剤を使うことは大切ですが、医師の立場から云うと「お肌の栄養」とか「老化の予防」という外用剤はないと思います。むしろ食事、睡眠、ストレスを避けるなどの身心の健康に気をつけることの方がずっと大切です。上手に保湿さえしていれば、薄化粧の方が良いと思っています。ただし紫外線対策は必要です。

女性が鏡の前で、クレンジングで拭きとり、パックをして洗顔、マッサージ、化粧水、乳液、下地クリーム、ファンデーション、パウダーを用いているのは、肌の丈夫な人には心理的なことも含めて、良いかもしれませんが、皮膚は生きているものであり、洗車をして、ワックスをかけるのとは違うことも知ってもらいたいものです。