アトピー性皮膚炎とスキンケア

アトピー性皮膚炎の疫学

日本では、生後3カ月診断時のアトピー性皮膚炎罹患率は、16.2%、1.5歳時で7.89%、3歳児で13.2%、大学生で8.2%と報告されている。その後、30歳ころまでは罹患率に変化はなく、40、50歳では著しく減少し、それぞれ、4.8%と2.5%である。一方、海外の報告を見ると、国により大きく異なっている。データは少し古いが、1990年代のスウェーデンでは18.4%と高いが、イランでは1.1%と著しく低い。一般に、先進国のヨーロッパや日本、オーストラリアでは罹患率は高い10)

神戸大学名誉教授市橋正光先生

神戸大学大学院医学研究科博士課程修了。専門は皮膚科学、とくに紫外線の皮膚への影響について長年にわたり研究。海外でも皮膚科医育成、治療に携わる。